数学セミナー5月号「あの頃に出会った本・出会いたかった本」

数学セミナー5月号「あの頃に出会った本・出会いたかった本」

2024年07月30日(火)8:47 PM

 数学セミナー5月号特集「あの頃に出会った本・出会いたかった本」のコーナーに、志賀先生の「○○への30講」シリーズに関する思い出を芝浦工業大学システム理工学部教授の竹内慎吾先生が寄せられています。その中での思い出として志賀先生が数学啓蒙書を執筆されるときのテーマとして私に話された、数学を学ぶときに「大木を見て森を知る」という発想を持つことの重要性に触れられていました。真意を読み取っておられたことに感銘を受けました。文中で「竹内先生が学生の頃にお風呂で30講シリーズを読んでいて心地よさにうっかりして湯船に落としてしまったことを数学セミナーの記事にかいたところ、志賀先生から近刊の著書と自筆の手紙が入っていて驚いたということも書かれています。他にも併せて12人の先生方それぞれの出会いにまつわる内容の記事が書かれていますので、是非ご一読して私もという共感を持っていただけたらとご紹介させていただきます。
追伸 竹
内先生とは5年前に志賀先生の「大人のための数学」シリーズをゼミの授業に使いたいので、その了解を取ってもらえないかという連絡があり、私が志賀先生に連絡して快諾いただいたご縁から交流させていただいております。志賀先生のご逝去についての連絡もご家族のご了解を得て私がさせていただきました。今後も、竹内先生のお手すきの折に私たちから数学教育に関するいろいろな事柄についてアドバイスをいただきたいと思っています。竹内先生には特に、志賀先生が2年前まで私によくおっしゃっていた3つの事柄「数学から概念がなくなってしまった」、「東工大早期退官の理由である無限がわからなくなった」、「若者の知的好奇心の喚起」などについての助言などいただけたらと思っています。



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