東京医科歯科問題分析
数学 90分 3題 120点
第1問は、何よりもしっかりと(1)の具体化が設問されているので、この手の解答にありがちな思い違いなどによる間違いが防がれている問題です。(3)のガウス記号も定義さえ間違えなければ大丈夫であり、完答したい問題です。
第2問は、文章的にはときなれている問題で、絶対値のグラフの扱いに慣れていれば(1)、(2)は完答できそうです。ただ、この手の問題に特有な計算の工夫ができたかどうかは、得点率に大きく影響したと思います。
第3問は、問題の流れから、俗にいうall or nothing の問題であり、(1)がきちんと解けたかどうかがポイントになります。
合格を決めれる人はこの手の問題で開き直って(1)に時間をかけれる人ではないでしょうか。何とか解かなければと考えるあまり、粗雑な計算になりがちで、それが墓穴を掘る結果になる
英語 90分 6題 120点
例年通りの長い文章でしたが、全体的に読みやすい内容・構成で昨年より易化したと思われます。設問もわかりやすいものが多かったです。
6割5分から7割は確実に欲しい内容でした。
理科 120分 120点
物理 2題
第1問は、力学分野からの出題で、例年通りの基礎を重視した問題で例年並みです。
第2問は、波動分野からの出題で計算が多く考え方も案外複雑で時間内に解くのは厳しいと感じます。
間違いなく昨年より難化しています。5割5分以上で十分かもしれません。
化学 3題
第1問は、難しかった。捨て問が多い印象です。
第2問は、やりやすい問題でした。
第3問は、内容は難しかったのですが、解答自体はそれほどでもありません。
3題とも医学に関連する題材が使われ、なじみのない題材からの出題でした。考える力が要求された問題です。
昨年並みかやや難で、5割いけば十分でしょう。
(適塾横浜)
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