数学の勉強の仕方

数学の勉強の仕方

2016年02月11日(木)5:38 PM

中高一貫校の6年間で、生徒諸君が陥りやすいものの1つとして、学校で勉強している数学の内容が急にわからなくなることがあります。
 中学1年~3年まではそこそこ勉強について行けた。しかし、高校1年生になって急にわからなくなってしまった。そのため、文系と理系の選択でも文系にせざるを得なかったなどの事例です。
 私の塾に相談に来られる1年生、2年生の場合も、このような事例の場合が多いです。
 なぜそうなるかという理由はとっても単純なことで、改善するのも高校1年生の段階であればそれほど苦労することはありません。
 その理由は、中学校の数学が「幾何・図形」を中心とする「直観的な学習内容」であるのに対して、高校の勉強は「解析・代数」を中心とする「抽象的・一般的な学習内容」のため論理的思考力が必要とされるからです。
 上位校といわれる中学校で学習する生徒の大半は、地頭もあり「直感⇒論理」という切り替えが、生徒の力でスムーズにできるのに対し、それ以外の場合はこの切り替えが生徒の力ではスムーズにできない場合が多いからです。この切り替えの手助けをどのようにするかが問題なのです。これを乗り越えられるかどうかで、生徒一人一人の大学受験に向けた数学力は大きく変わります。



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