横浜市立医問題分析

横浜市立医問題分析

2015年03月17日(火)5:09 PM

数学  120分  4題   400点
第1問は、小問は各問題が異なる分野から出題されていて、広く「浅い」知識が必要で今年はさらに1題小問が増加しました。案外時間は必要です。
(1) の有名確率漸化式、(2)の極方程式で表現された有名曲線に囲まれた面積計算、(3)の正四面体を素材とした典型的な内積問題、(4)の係数が変化する等比数列系の功を持つの和を求める公式(教科書ではいろいろな数列の和を求める定理の一つとなっている)を使う問題でした。計算的には単純で、それぞれの分野の重要例題レベルであり、計算は一気に単純化している。
第2問は、きちんと考えると教科書の中で計算の形で学習しており、当たり前ともいえる問題です。ただ、何をどういったらよいかということをしっかり押さえないといけない証明問題で良問です。そして、良問であるがゆえに受験生は苦戦したと思われます。
第3問は、横市特有の有名な定義に基づく誘導型問題です。2012年第1問(1)に続き「近似式」が再び使われました。式操作に慣れていない受験生にとって、出題者の予想以上に難しく感じられた問題だと思われます。一部の受験生は一体何をしたらよいかがわからなかったのではなかろうか。
第4問は、(1)は何としても解きたい問題ですが、(2)以降は時間的にも式変形のレベルでも捨てるべき問題でしょう。(気づいたら一瞬で解けたという生徒の報告もあります)
全体的にみると例年の横市の出題レベルを踏襲した典型的な問題構成でした。合格には第1問を完答して、第2問から第4問まででどれだけ得点を積み重ねられるかという
400点満点ではなく200点勝負になっています。すなわち、数学では差がつかない出題傾向が継続しています。200点を少し超えて合格したという人とほとんど満点で合格したという人の2人の報告が届いています。
400点満点という点数から、大問1題100点になるのでしょうか。第1問の小問分割されたものは合計100点といわれてもわかりますが、それ以外の3問の1題100点はと考えると、「証明問題」や「設問数を多くする」ことの意味が分かります。前者は「論理性によるチェックのしやすさと部分点の与え方の融通性の問題」、後者は「設問1つ当たりの点数分割の問題」であろうと想像できる。
この点から、横市医の問題に証明問題が多いことと各大問ごとの設問数の多いことの理由付けは納得できます。そして、この傾向は今後も変わらないこともわかるでしょう。
英語  90分   3題   400点
明らかに易化したようで、7割から8割が楽にとれたようです。
特に英文全体の意味が取れなくても文章のポイントを押さえていれば解答できるレベルです。
理科  2科目 180分   200点×2
物理
例年通り
化学
例年通りだが、有機の構造決定が難しく4割程度しか取れなくても合格している
生物
論述問題がかなり多く、時間的に厳しかったようです。5割~6割程度だそうです。

(適塾横浜)



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